生涯学習ボランティア交流センター
設立趣旨

確かなように思われていたものが次々に崩壊し、システムもモラルも言葉も混乱を極め、全く展望が開けないといった時代状況にあります。しかし、このような時代だからこそ今まで見えなかったことが、今はっきりと見えるようにもなってきました。全体の流れに身をまかせたり、誰かに責任を押しつけていればそれで済むといった時代ではなくなりました。

人間存在の根本に立ち返り、自分とはいったい何なのか、人が生きるとはどういうことか、誰もが自ら問い、自ら求めて、答えを出していかなくてはならなくなってきました。

「生涯学習ボランティア交流センター」は、いのちの連鎖の中で生きている自分という存在をどこまでも見つめることから始めて、自分のいのちだけでなく、すべてのいのちあるものへと思いを馳せて、お互いを生かしあい支えあって生きる暮らし方をもとめていく市民の自主的な生涯学習やボランティア活動を支援することを目的としています。

私たちはこのような活動の支援を通じて、混迷の時代を切り拓き、誰もが自らの人間の尊厳にめざめ、互いのいのちを大切にしあえる社会づくりに貢献していきたいと願っています。