用意するもの
牛乳パック10個、セロハンテープ、布製テープ、はさみ、キルティング、ウレタン、ラップ等の芯またはうすでのダンボール、ボタン付け糸、ミシン、メジャー、大き目の輪ゴム、サインペン




制作・撮影協力「リサイクル教室」(東京)


牛乳パックの制作は『正座いす・前半』で紹介しています。

10. ウレタンに『正座いす・前半』で作った六角形に沿ってマジックで寸法を取る。一枚目は同寸、二枚目は周囲を3cmほど大きめに切り取る。

11. 牛乳パックの底側の面を上にして、切り取ったウレタンの同寸のもの、大き目のものを順に重ね置きガムテープでずれないようにしっかり止める。出来れば、ウレタンを切ったときに出た切れ端があれば2枚のウレタンの下に敷くと無駄 なく使え、座り心地も一層よくなる。


12. キルティングを用意し、11.で作った六角柱の上に合わせてマジック等で六角形の線を引き、縫代を1.5cmぐらいで上側と底側の2枚を切り取る。


*ウレタンを付ける前の六角柱で寸法を測る方が綺麗に仕上がるが、ウレタンの厚みで寸法が違ってくるため、六角柱にキルティングをかぶせなくなることがあるので、その場合は六角形に2枚切り取るキルティングの1枚を5mmほど大きめに採寸する。初めて作る場合はウレタンを付けたもので寸法を測る方がいい。


13. 『正座いす・前半』で作った六角形の周囲をメジャーで計る。両端の縫代を各2cm大きめに採寸する。高さを計り、縫代を上下各2cm採寸し、上記と合わせた長方形を切り取る。


14. ウレタンを付けた面で採寸したキルティングと長方形のキルティングを合わせてミシン等で縫い、最後に筒状になるように縫い付ける。その際、六角形の角を待ち針で止め、仕付け(ざっと仮縫い)しておくと縫い目を正しく整えることが出来る。


15. 筒袋にしたキルティングをウレタンを付けた側の六角柱にかぶせる。キルティングにたるみがでないようによく押し込む。


16. かぶせ終わったら、逆さにし、6カ所の角の部分のキルティングを重ねて縫い付ける。次に、ボタン付け糸で、たるみがないように引っ張り合いながら縫い付ける。


17. 最後に、底側になるキルティングをくけ縫いで縫い付けると正座いすは完成。作り方を覚えれば、持ち手を付ける、牛乳パックの三角柱を増やして形を変えるなど自由にアレンジすることが出来る。